有松絞りと山車祭り

チト爺

2011年10月13日 17:48

毎年10月第1日曜日に開かれる
有松山車祭りに行ってきました


名古屋市緑区有松町は江戸時代から有松絞りによって繁栄
その伝統工芸を展示した有松・鳴海絞会館へ立ち寄り
展示品・紹介映像観賞と、絞り師の実演を見学
内職の絞り師いわく一か月で二反しか作れないそうです



有松絞りといっても絞り方は多種あり模様も変ってくる
その中でも代表的な手蜘蛛絞りの手ぬぐいに目が釘付けになり1枚お買い上げ


絞会館を後にして古い町並みの大通りを歩く
有松町は今も町並みに旧東海道の面影が一部残っていて
県や市の文化財や町並み保存地区として指定されている
ここで毎年10月第1週の日曜日に有松山車祭りが行われ
古い町並みの大通りを布袋車・唐子車・神功皇后車の3輌が練り歩きます
(この3輌は市の有形文化財に指定されている)

大通りとはいえ山車曳きするには道路幅はとても狭い
まっすぐしか動かない山車の舵取り(方向転換)はとても迫力があり
狭い個所をぎりぎりすり抜けていくたびに歓声が湧き上がります

山車上のからくり人形の実演は夜の見物だったためあまりよく見えなかった
お昼にも実演されてたんですが時間の都合がつかなかった


(有松の地名にちなんで夜松と山車)



先に紹介した有松手蜘蛛絞りは一度は忘れ去られた幻の絞り方でしたが
現代の絞り師の研究によって再現され息を吹きかえした技法です
年金、財政、エネルギー政策、災害復興いろいろと問題が山積みですが
たとえ経済が落ち込んだとしても人間の心(感性)と自然環境は
昔の様に豊かでなってほしいものです


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